ハーフ成人式写真

毎年1月の成人の日に行われる成人式に対し、成人式の年の半分、つまり10歳になったことをお祝いするのがハーフ成人式です。
意外にも歴史は古く、1980年頃に兵庫県西宮市の教員が考案したと言われています。成人式は、大人の仲間入りをする人生の節目ですが、ハーフ成人式は、10歳までの成長を祝い、今後の健やかな成長を願う学校行事として広まっています。
行事の内容は学校によって違いますが、一般的には、保護者へ感謝の手紙を書いたり、20歳の自分への手紙を書いて発表したり、「2分の1成人証書」の授与を行うことが多いようです。
行事が行われた日には、食事会や記念撮影などを行うご家庭も少なくありません。これまでは、七五三以降、成人式まで子どもの成長を記録する行事がなかったのですが、大人への階段を上り始める特別な節目として、思い出作りをする家庭が増えています。

3月7日が十歳（ととせ）の祝いの日であることから、ハーフ成人式は11月から2月に行われる場合が多いようです。ただし、この時期の写真館は、七五三や成人式、卒業・入学シーズンと重なって非常に混雑するため、撮影する時期をずらすのがおすすめです。
また、10歳は、思春期にさしかかる難しい時期。反抗期が始まっている場合もあるので、子どもの多感な気持ちに寄り添うことが大切です。保護者が張り切りすぎると、子どもが引いてしまうかもしれないので、子どもの意見をよく聞いてみましょう。

ハーフ成人式は、七五三や成人式のように決まった衣装がないので、本人やご家族の好みで決めてOK。普段着ない着物やドレス、スーツなど豪華な衣装で決めても良いですし、習い事の衣装やユニフォームを着たり、袴姿で記念写真を撮影しても良いですね。ハーフ成人式を扱う多くの写真館では、10歳用の着物やドレスを用意しているので、チェックしてみて下さい。

10歳ともなると、おしゃれに興味を持つ子どもも多いため、衣装やヘアメイクなどは、本人の好みを尊重することが大切です。写真館なら、好みを踏まえてその子にあった衣装やヘアスタイルを提案してくれるでしょう。